ごあいさつ

近代における急速な技術開発は、衣食住を始め、医療・エネルギー・交通等々、広い分野で驚異的進歩を遂げ、我が国史上類を見ない豊かさを実現しました。それは、古来、脈々として引き継がれて来た『人類・子孫のため』という先達の伝統的人類愛に支えられた、献身的努力と尊い犠牲からの賜物であります。私共も『子孫に有益な物を遺す』と言うこの精神伝統を社の理念とし、昭和57年創業以来“子孫に遺す緑”を旗印として緑化技術の開発に努めて参りました。従来、植物は食料・建材・飼料・パルプ等々貴重な生活資源として利用されてきました。しかし、近年、自然環境の悪化に伴い、環境資源としての価値が見直され、その保全が声高に求めらるに至っております。しかし我々が今以上の苦労からの開放やより豊かな文化的生活を求めるならば、この狭い国土、必要最小限の林野開発もやむを得ないものがあります。私共は、早期の自然復元技術をもって、開発からの影響を緩和し、人・植物・生物の共存空間を創造し、来るべき21世紀後の子孫に遺して行きたいと願っております。




代表取締役 大坪 恒美







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